真夏のパリ3
2005年 07月 18日
3泊4日のパリの旅も今日で終わり、夕方にはユーロスターでイギリスに帰ります。とにかく目一杯見て回って悔いのない4日間でした。最後の日はまず先日長蛇の列のために断念したノートルダムに行ってみようと勇んで出かけたのは良いのですが、メトロを降りたところですぐ目に入ったシテ王宮のほうにふらりと行ってしまいました。
ノートルダムと同じセーヌ川の島にありますが、法務省のビルに囲まれたこじんまりした教会です。一階部分はの天井は壁の装飾も素敵でしたが、2階部分のステンドグラスが圧巻でした。聖書の場面を一枚一枚ステンドグラスにしてあり、それが3面を覆っています。高い高い天井は、3階分のふきぬけくらいあったんじゃないでしょうか。床の装飾もまた素敵でした。朝一番に入ったので、観光客もあまりなく、この教会の素晴らしさが堪能できたと思います。
続いてノートルダムでしたが、これはシテ王宮を見た後では規模はともかく美しさでは見劣りしました。本来ならば、塔に登って観光するのが正当な観光のしかただろうと思うのですが、時間の都合上パスしてしまいました。
残りの時間は、モンマルトルまで行って丘の上からパリを眺めました。聖心教会の塔にも登り、ゴッホなどがイーゼルを立てたと言われる広場も見てきました。そのあたりには「似顔絵を描かせてくれ」とまとわりついてくる自称「画家の卵」がいっぱいいて、ゆっくり見ているといいカモになってしまうというのがちょっと悲しかったりしました。いろいろ見て回った4日間、トンネルを抜けてイギリスに入ったときは英語の通じるところに帰ってこれたよ、という安堵感が連れ合いと私の間に漂いました。つまらないことで、喧嘩もしたけれど、とっても楽しかった結婚15周年の旅でした。