冬休み旅行2 動物
2006年 07月 26日
今回の旅行ではいろいろな鳥も見ることができました。たいていはキャンベラにもいる鳥ですが、リゾートではあまり人を怖がらなかったので、かなり近くで写真を撮らせてくれました。そのいくつかをここで紹介したいと思います。
わらいかわせみ
英語名: Laughing Kookaburra
学名: Dacelo novaeguineae
サイズ:45cm
ダンパーとビリー・ティーをいただく午後のお茶に必ず同席したのが、この笑いカワセミでした。いつもおこぼれをくすねているのでしょう。鳥や動物に餌をやらないように、とあちこちに立て札が立っていたのですが、やらなくても自分で取りにくるたくましさ。
黒鳥
英語名: Black Swan
学名: Cygnus atratus
サイズ:106-142cm
オーストラリア全土にいる鳥です。ちょうど雛がかえって間もなくだったようで、親の後をついて泳ぐ雛の姿があちこちで見られました。ちなみに、北半球で見かける白鳥はオーストラリアにはごく一部しか生息せず、外来種だそうです。
ペリカン
英語名: Australian Pelican
学名: Pelecanus conspicillatus
サイズ:160-180cm
フェリーに乗っているときから目に付くのが大きなペリカンです。オーストラリアのペリカンは世界一大きい種類なのだとか。車の上を飛ばれると怖いくらい大きいです。黒鳥に同じくほぼオーストラリア全土で見ることができます。
シロガシラツクシガモ
英語名: Radjah Shelduck
学名: Tadorna radjah
サイズ: 雄50-56cm 雌49-61cm
キャビンのベランダにまでやってきたのがこのカモ。いつも2羽で連れ立ってやってきました。家から持参した鳥の本で調べたところ、シロガシラツクシガモらしいのですが、本によるとこの鳥はクイーンズランド州の北部に生息する鳥なので、こんなに南のほうにいるとは思えませんでした。しかし、本をくまなく探しても該当する鳥はこれだけでした。それにしても、この和名、どんな字なんでしょう。
(追記 MERRY&PIPPINさんから、シロガシラツクシガモは「白頭筑紫鴨」と書くと教えていただきました。)
ポッサム
夜になってポッサムもベランダにやってきました。長女が手を近づけても逃げない図太さ。丸々と太っていい暮らしをしているように見えました。このリゾートには、,不思議とカンガルーはいませんでした。いつも行くところなどは、カンガルーの餌くれ攻撃に辟易とするのですが。
有難くないおまけ
上の写真ですが、NSW州の森を歩くときは、こいつにご用心です。と言っても写真の上の部分が綿棒の頭ですから、ごくごく小さいやつです。やられた方はすぐにおわかりだと思いますが、これはダニです。NSW州にはこいつらがたくさんいて、ブッシュ・ウォークに行くとやられたりします。と言っても、ダニが身体についてもすぐには痛くも痒くもないので気が付きません。だから、正確には、「森を歩いた後は身体中をチェックしましょう。」ということです。今回は長女と私にそれぞれ一匹、三女は四匹見つかりました。このダニは頭から先に皮膚にもぐりこみ、人の血液を吸出します。しかし、すぐには気が付かないで、半日か一日ぐらいしてから、なんとなく痒いな、と見ると黒いダニがくっついていると言う具合です。放っておくと、血を吸って大きくなって行って、寄生された人は吐き気を催したりするそうです。どのくらいの期間放っておくとそうなるのかはわかりませんが。