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オーストラリアの首都はキャンベラ!でも、あんまり知名度高くないですね。^^;そんなキャンベラからごくフツーのオーストラリア生活をお届けしてます。


by johnnycake
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今シーズン初の庭仕事

暦の上での春になり、日々暖かくなっているこのごろですが、週末に久しぶりにかなり大々的に庭仕事をやりました。キャンベラは冬は寒く夏は暑いので、まともに庭仕事ができるのは春と秋だけです。今回の庭仕事は、前庭の半分枯れた木を切り倒し、その跡にいくつか新しく草木を植えるというものでした。

キャンベラの住宅は、一部を除いて前庭に塀をめぐらすことは許されていません。なので、前庭はそのまま家の前の道路まで続いているように見えるのですが、実は道路からすこしの土地(これも場所によって違うのですが、我が家のあたりは2メートル強くらいですか)、Nature Stripと言って政府の管理する土地となります。我が家の場合、前の持ち主さんが前庭を整備したときに花壇などをいくつか作ってその一部はNature Stripにはみだしています。その花壇の端にある木を今回切ったわけですが、実はこの木、Nature Stripの中に植わっている木なので、厳密に言えば(厳密に言わなくてもですが)政府の持ち物です。それを許可なく切ってしまおうと言うんですから、見つかったら何か言われるかもしれませんね。しかし、この木、北西に面している半分は完全に枯れてしまっていたのです。(写真で赤丸の部分が黒ずんで見えますが、それが枯れた部分です。)当時は気が付かなかったのですが、恐らく3年半前に山火事があったときに、熱でストレスを受けて枯れてしまったのではないかと思います。

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我が家には電動のこぎりなどという便利なものはないので、普通ののこぎりで2時間近くかけて切り倒しました。のこぎりを挽いたのは連れ合いですが、私は木の幹をロープでひっぱってのこぎりが使いやすくしたりして、私にしてはかなりの重労働でした。切り倒した木はそのままトレーラーに乗せてゴミ捨て場に持って行ったのですが、その前に隣のおじさんが幹の太いところを今作っているコーヒー・テーブルの脚にしたいと言って二抱えほど持って行きました。こういう形で再利用されるとは嬉しいことです。ゴミ捨て場も木や草などのごみは別にしていて、堆肥やチップを作ったりしているので、そちらでも再利用されることになります。前庭では大きい部類に入っていたこの木がなくなって、なんだかすかすかしています。

切った木の跡やまわりにいくつか新しく苗を植えたのですが、この苗は前日に個人でオーストラリア原産の草木の苗を売っているお宅から買ってきたものです。Cookという街の中心街から少し西にある地域に住んでいる方ですが、もうかなりのお年の夫婦で、自宅の庭で苗を育て口コミで売っています。お向かいのおじさんから教えてもらいました。水不足が深刻化している中、水をたくさん必要とする人気のある園芸品種を植えるのはやはり抵抗があるし、だいたい園芸店で売っている苗は、キャンベラより暖かい所で育てられて出荷されているケースが多く、キャンベラの気候(特に冬)に耐えられず枯れてしまうものも多いのです。その点この夫婦のところから買う苗は全てキャンベラ育ちでそういう問題もありません。それにお値段も3分の1くらいです。

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あまりに乾いた土地なので、苗を植える前に大きめに掘った穴にWater Crystalを混ぜた土を入れて水をやってから植えることにしています。Water Crystalというのは、水を吸うと大きく膨れ上がるシロモノで(写真の白い粒がそれです)、周りの土が乾いてもこのCrystalに水が蓄えているから苗にとっては有難い存在です。土は我が家のコンポストでできた土を使ってます。さて、今回植えた苗のどれくらいが生き残ってくれるでしょうか。今年の夏は暑くなるそうなので、覚悟して水遣りに気をつけなければならないと思うのでした。

今シーズン初の庭仕事_c0013324_2231020.jpg

by johnnycake | 2006-09-11 22:34 | 自然・庭