秋の終わりと庭の工事
2007年 05月 31日
今日で秋も終わりです。今朝の予測気温は零下4度でしたが、多分零下まで下がらなかったでしょう。思ったほど寒くありませんでした。しかし、零下の予報が出るくらい全体的に寒くなってきていることは確かです。表庭の楓も真っ赤に色づき、もう葉を落としてしまいそうな勢いです。枯れ木のように葉を全部落としたものもあります。キャンベラの秋は春ほど風がなく、日中は暖かいことが多いのですが、ここ数日は晴れていても風が刺すように冷たくなってきました。
さて、先の日曜日、朝早ドアベルが鳴りました。こんな時間に何事!?と思って出てみると、「お宅の前庭から水漏れしてるわよ。」とのこと。キャンベラは水不足というのは再三書いてきていますが、庭に散水していけない時間帯に散水しているのが見つかると罰金というくらい厳しくなってきています。なのに水漏れ!?あわてて庭に出てみると、Nature Stripと呼ばれる前庭と道路の間の地面が水浸し。どうやらそこに置いた石の下あたりから水があふれ出ているのでした。これが温泉だったら一儲けできるのにね。いや、Nature Stripは政府の土地だから、政府が儲かるわけですね。
間もなく近所のおじさんたち(何故かうちの通りはオジサンばかりが近所づきあいをするのです。おばさん連中はほとんど外に出てこない。)がどうしたどうしたと集まってきました。「急に朝の気温が低くなったから、地中の水道管が破裂したんだよ」とは隣の野菜たくさん育てているおじさん。つい先日、そのおじさんの水道メーターのキャップが吹っ飛んだと聞かされました。我家の通りは住宅地として整備されてからそろそろ30年になるのだそうです。「あちこちガタが来てもおかしくないさ。」と笑うおじさん。
早速ACTEW(キャンベラの電気・ガス・水道を扱っている会社)に電話して来てもらうことにしました。結局ショベルカーまで登場して地中深く埋まった水道管を修理したのでした。
断水すること4時間あまりで、回復しました。オーストラリア時間にしては素早い対応だったと思います。聞けば、水道管破裂などで失われる水はかなりの量になるそうです。10年前には、以前住んでいた家の近くで大きな水道管が破裂し、家の前の道とその先の道がまるで川になったかのように大量の水が流れ、床下浸水2軒床上浸水1軒の被害が出たことがありました。昼夜の寒暖の差が激しくなる今の時期、水道管の破裂で出動要請が来ることが多いんだ、と修理に来たお兄さんも言っていました。
それにしても、水道管ってこんなに深いところを通っていたのですね。