車のナンバープレート
2007年 08月 17日
オーストラリアでは、一般のナンバープレートには、州ごとに州のスローガンというか宣伝文句が入っています。また、プレートの文字の色や、文字配列の決まりなども少しずつ違っていて、さらには、同じ州内でも古いものと新しいもののスローガンや文字配列が違っていたりして、観察しているとなかなかおもしろいものがあります。
普通自家用のナンバープレートは、6文字からなり、その下に州の名前とスローガンが入っています。今現在キャンベラで普通に車を登録してナンバープレートを交付してもらうとすると、もらうプレートは「YEA 35Z」のようになります。キャンベラのプレートは常にYで始まります。その後にアルファベットが2文字続き、スペースを開けて数字2文字に最後はアルファベット1文字になります。16年前に来たころは、後半3文字は全て数字でした。その頃は前半3文字にYUPというのが多くて、州外から引っ越してきた人たちが「キャンベラはYuppy(ヤッピー 都会派の若手エリートビジネスマン[と某辞書サイトに書いてありました。^^;])が多いところだからYUPなんてナンバープレートになるのかしらね。」などと冗談を言っていたことがありました。
キャンベラのスローガンはNation's Capital(文字通り「国の首都」)というのが長いこと続いていたのですが、最近Feel the Power of Canberra(「キャンベラのパワーを感じて」なんですが、「感じて」よりは「みよ」って感じ?)というのにもお目にかかりました。シドニーやメルボルンとは比べ物にならないくらい人口も少ないし、田舎のキャンベラなのですが、国の首都だという誇りや政治的パワーの中心だということを誇示したいのだろう、と思います。他にもHeart of the Nation(国の中心=心とかけている?)というのもあります。
メルボルンに住んでいた頃のヴィクトリア州(メルボルンはヴィクトリア州の州都です)のナンバープレートにはVictoria - Garden State(ヴィクトリア 庭園の州)というスローガンが書かれていて、この冬休みに行ったときにも、まだ古い車にこのスローガンが書いてあるプレートがついていたりしたのですが、 今はVictoria - On the Move(「躍進するヴィクトリア」とでも言いますか。これは車が動くことにもかけているとみられます)が多いようです。 他にもVictoria - The Place to Be(直訳すると「いるべき場所」のようになりますが、うまい日本語訳が思いつきません。)というのもありました。 ヴィクトリア州は最初3文字はアルファベット、残り3文字は数字です。
現在のところ、キャンベラもヴィクトリア州も白地に青文字のプレートですが、古いヴィクトリア州のプレートは緑文字でした。ニューサウスウェールズ州(シドニーが州都)は、黄色のプレートに黒文字というのが多いのですが、他の種類もあるようです。冬休み旅行中に見かけたサウス・オーストラリア州(アデレードが州都)は、白地に黒文字のナンバープレートでした。スローガンはThe Festival Stateとなっていました。
キャンベラには、またACTで始まる車も走っています。これはキャンベラ地方政府の公務員の公用車です。TXはタクシー。BUSはバスです。他に割合よく見かけるのが青地に黒文字のナンバープレート。DCもしくはDXで始まります。これは、いわゆる外交官車両というやつです。
さて、ここまでは、ごく普通に車を登録して交付されるプレートでしたが、そうではない特注ナンバープレートというのにもよくお目にかかります。自分の名前を書いたもの、自分なりのスローガンを書いたもの、様々あります。プレートの色も千差万別です。キャンベラで購入できるパーソナライズ・ナンバープレートの一覧はこちらにあります。値段も様々のようです。個人的には、数年前にハイ・ウェイで見かけた黒い車に000000というナンバープレートがついていて、これはいいなぁ、と思いました。多分持ち主はウェブ関係の仕事をしている人なんですね。000000というのは16進数のRGB値で、黒を意味します。
おもしろいと思ったのは、地元のスポーツチームのサポーターが購入する特注ナンバープレートです。知り合いにキャンベラ・レイダースというキャンベラのラグビーチーム(ラグビーと言っても、日本で一般的に言うラグビーとは違うようです。オーストラリアでラグビー・リーグと呼ばれる種類のスポーツです。)のファンがいるのですが、その人の使っているナンバープレートはYOHで始まります。 これは、レイダースのサポーターが特注するナンバープレートだそうで、車を買い替えた時も当然新しい車に古いナンバープレートをつけました。レイダースのサポーターのプレートは、昔はR一文字の後に数字が並んだそうですが、今はYOH。これはYou are Our Herosの略なのですって。この知り合いは、YOHの意味するところを知らずにいたのですが、数年前新しい車に登録するべく役所に行ったら、「あら、あなたもYou are Our Herosのナンバープレート持っているのね。」と係りの人に言われて初めて知ったのだそうです。ちなみに、レイダースのチームカラーは緑と黄色なので、その緑色が文字色として使われています。
キャンベラには、日本で言うラグビーのチームもあって、それはブランビーズというのですが、レイダーズのサポーターのプレートほどではありませんが、こちらのサポーターのプレートも見かけることがあります。ブランビーズはBRで始まり、その後数字が続くのです。しかし、チームの名前はキャンベラ・ヴァイキングというのに変更になったようで、これからナンバープレートも変るのかな、と思ったりします。
日本でも、野球チームやらサッカーチームサポーター用のナンバープレートなどを地元が交付したら、人気出るんじゃないかなぁ、と思ったりします。でも、サポーターで地元じゃない人たちはかわいそうかな。キャンベラの場合は地元でサポーターというのがかなり重なっているから成り立つんでしょうね。日本じゃまだパーソナライズ・ナンバープレートというのはないようです。「希望番号制度」というものがあるそうですが、これは番号を希望して抽選で当たるという方式らしいです。ウィキペディアのナンバープレートの項参照。また、ミニバイクに雲の形をしたナンバープレートを交付するというのは、道後温泉で有名な松山市。雲形プレートだそうです。プレートに載っている情報は従来の形式ですが、プレートの形はかわいいですね。
メルボルン在住のkazinvicさんは、メルボルンで見かけたおもしろいパーソナライズ・ナンバープレートをいくつもブログにアップしていらっしゃいます。ナンバープレートの記事。
ご参考までに、ラグビーリーグとラグビーユニオンの違いはHusky's Cafe AUSTRALIAの「オーストラリアのスポーツ」の欄に書かれていました。
キャンベラ・レイダースの公式ウェブサイトはこちら
オーストラリアン・ラグビーリーグの公式ウェブサイトはこちら
ブランビーズの公式ウェブサイトはこちら。名称をキャンベラ・ヴァイキングスと変更したらしいです。
オーストラリアン・ラグビーユニオンの公式ウェブサイトはこちら
普通自家用のナンバープレートは、6文字からなり、その下に州の名前とスローガンが入っています。今現在キャンベラで普通に車を登録してナンバープレートを交付してもらうとすると、もらうプレートは「YEA 35Z」のようになります。キャンベラのプレートは常にYで始まります。その後にアルファベットが2文字続き、スペースを開けて数字2文字に最後はアルファベット1文字になります。16年前に来たころは、後半3文字は全て数字でした。その頃は前半3文字にYUPというのが多くて、州外から引っ越してきた人たちが「キャンベラはYuppy(ヤッピー 都会派の若手エリートビジネスマン[と某辞書サイトに書いてありました。^^;])が多いところだからYUPなんてナンバープレートになるのかしらね。」などと冗談を言っていたことがありました。
キャンベラのスローガンはNation's Capital(文字通り「国の首都」)というのが長いこと続いていたのですが、最近Feel the Power of Canberra(「キャンベラのパワーを感じて」なんですが、「感じて」よりは「みよ」って感じ?)というのにもお目にかかりました。シドニーやメルボルンとは比べ物にならないくらい人口も少ないし、田舎のキャンベラなのですが、国の首都だという誇りや政治的パワーの中心だということを誇示したいのだろう、と思います。他にもHeart of the Nation(国の中心=心とかけている?)というのもあります。
メルボルンに住んでいた頃のヴィクトリア州(メルボルンはヴィクトリア州の州都です)のナンバープレートにはVictoria - Garden State(ヴィクトリア 庭園の州)というスローガンが書かれていて、この冬休みに行ったときにも、まだ古い車にこのスローガンが書いてあるプレートがついていたりしたのですが、
現在のところ、キャンベラもヴィクトリア州も白地に青文字のプレートですが、古いヴィクトリア州のプレートは緑文字でした。ニューサウスウェールズ州(シドニーが州都)は、黄色のプレートに黒文字というのが多いのですが、他の種類もあるようです。冬休み旅行中に見かけたサウス・オーストラリア州(アデレードが州都)は、白地に黒文字のナンバープレートでした。スローガンはThe Festival Stateとなっていました。
キャンベラには、またACTで始まる車も走っています。これはキャンベラ地方政府の公務員の公用車です。TXはタクシー。BUSはバスです。他に割合よく見かけるのが青地に黒文字のナンバープレート。DCもしくはDXで始まります。これは、いわゆる外交官車両というやつです。
さて、ここまでは、ごく普通に車を登録して交付されるプレートでしたが、そうではない特注ナンバープレートというのにもよくお目にかかります。自分の名前を書いたもの、自分なりのスローガンを書いたもの、様々あります。プレートの色も千差万別です。キャンベラで購入できるパーソナライズ・ナンバープレートの一覧はこちらにあります。値段も様々のようです。個人的には、数年前にハイ・ウェイで見かけた黒い車に000000というナンバープレートがついていて、これはいいなぁ、と思いました。多分持ち主はウェブ関係の仕事をしている人なんですね。000000というのは16進数のRGB値で、黒を意味します。
おもしろいと思ったのは、地元のスポーツチームのサポーターが購入する特注ナンバープレートです。知り合いにキャンベラ・レイダースというキャンベラのラグビーチーム(ラグビーと言っても、日本で一般的に言うラグビーとは違うようです。オーストラリアでラグビー・リーグと呼ばれる種類のスポーツです。)のファンがいるのですが、その人の使っているナンバープレートはYOHで始まります。
キャンベラには、日本で言うラグビーのチームもあって、それはブランビーズというのですが、レイダーズのサポーターのプレートほどではありませんが、こちらのサポーターのプレートも見かけることがあります。ブランビーズはBRで始まり、その後数字が続くのです。しかし、チームの名前はキャンベラ・ヴァイキングというのに変更になったようで、これからナンバープレートも変るのかな、と思ったりします。
日本でも、野球チームやらサッカーチームサポーター用のナンバープレートなどを地元が交付したら、人気出るんじゃないかなぁ、と思ったりします。でも、サポーターで地元じゃない人たちはかわいそうかな。キャンベラの場合は地元でサポーターというのがかなり重なっているから成り立つんでしょうね。日本じゃまだパーソナライズ・ナンバープレートというのはないようです。「希望番号制度」というものがあるそうですが、これは番号を希望して抽選で当たるという方式らしいです。ウィキペディアのナンバープレートの項参照。また、ミニバイクに雲の形をしたナンバープレートを交付するというのは、道後温泉で有名な松山市。雲形プレートだそうです。プレートに載っている情報は従来の形式ですが、プレートの形はかわいいですね。
メルボルン在住のkazinvicさんは、メルボルンで見かけたおもしろいパーソナライズ・ナンバープレートをいくつもブログにアップしていらっしゃいます。ナンバープレートの記事。
ご参考までに、ラグビーリーグとラグビーユニオンの違いはHusky's Cafe AUSTRALIAの「オーストラリアのスポーツ」の欄に書かれていました。
キャンベラ・レイダースの公式ウェブサイトはこちら
オーストラリアン・ラグビーリーグの公式ウェブサイトはこちら
ブランビーズの公式ウェブサイトはこちら。名称をキャンベラ・ヴァイキングスと変更したらしいです。
オーストラリアン・ラグビーユニオンの公式ウェブサイトはこちら
by johnnycake
| 2007-08-17 10:08
| 身の回り・生活