結婚記念日とお別れ会
2008年 06月 15日
昨日は結婚記念日でした。毎年特に何をするわけでもないんですが、今年はキャンベラに来てからずっとお世話になっていたイギリス人夫妻がとうとう今月末にキャンベラを離れることとなり、そのお別れ会も兼ねて昨晩4人で(子供たちを置いて)食事に行って来ました。
友達夫妻とは、17年前にキャンベラに来たとき、旦那のほうが連れ合いと同期で、研修などで一緒になり、それで知り合いました。あちらには4歳と6歳の子供があり、一度一緒にブッシュ・ウォーキングに行ったきりで、それほど深いつきあいじゃなかったんですが、我々に子供が生まれてからは、本当にいろいろお付き合いいただきました。
あちらの夫婦はどちらもイギリス生まれイギリス育ちなのですが、奥さんのほうはユダヤ系で、そのご両親はナチスの迫害を受けてオーストリアからイギリスに渡ったのでした。イギリスのヒッピー・コミューンで知り合った二人は、その後バック・パッッカーとして世界中を回り、インドに長期滞在した後オーストラリアで長男が、たニュージーランドで長女が生まれ、さらにあちこち移動した後で、やはり子供のためにはひとつところに住まなければ、と、我々と同じ年にキャンベラにやってきたというわけです。キャンベラにやってきた当初はお金がなく、しばらくテント暮らししていたというツワモノたちです。
普通のことには殆どお金を使わない人たちですが、毎年旅行には大金をはたいて出かけ、オーストラリア中のメジャーな国立公園はほぼ制覇したんじゃないかというくらいあちこち出かけています。それもいつもテントかついで、時には幾日もテントをかついで行くようなところまで。
その彼らが、今年二人とも55歳になり、もう一日たりとも公務員なんかやってられるか、とそろって退職願を出し今月終わりに晴れて自由の身となるというわけです。家も売り、6月30日には明け渡しが決まっていて、その日に車とトレーラーに残った私物を全部積んで地平線のかなたへ消えていこうという算段なのです。
「行く先は?」と聞くと「まぁ、とりあえずは西に行って、アデレードで大学生をやってる娘に会って、そこからダーウィンまで北上して海沿いに西オーストラリア州を旅してパースまで行って、いずれまたアデレードまで行くだろうねぇ。」時間の制約もない、自分たちだけでキャンプ旅行するのにそれほどお金もかからない。本当にきままに自由にあちこち行きたい。とのことでした。
いずれはアデレード近郊に土地を買って自分たちで家を建てたいという希望があります。でも、その前にヨーロッパ自転車旅行も計画中。30過ぎて公務員になり、子供たち2人を大学にまでやり、55歳で定年、悠々自適の定年後ライフ、それはとっても羨ましいことです。
今回は彼らの希望でエチオピア・レストランに行きました。このレストラン、以前は我が家のすぐ近所にあり、できたばかりの頃子連れで行ったことがあったのですが、子連れで行ったので食事を楽しむどころではありませんでした。今回はゆっくりお話しながら閉店まで居座った我々。
食事も本当においしく、デザートも珍しいアイスクリームなどがあり、店の人たちも気さくで、とてもアタリなレストランです。
いただいたお料理はこれ。MOSABという名前で、エチオピアのパンというかクレープみたいなものに包んで食べる6つの違うお料理。ヴェジタリアンもやってくれます。このパンがまたおいしいのです。ほんのりレモン味で。
アイスクリームは4人それぞれ違うものを頼みました。私はターキッシュ・ディライト味、他の人たちは、ジンジャーとチョコレート味、エチオピア・コーヒー味、キンカンととアーモンド味をそれぞれ頼みました。どれも手作りで、とっても美味しかったです。
ちょっとキャンベラの中心から離れてはいますが、絶対お勧めです。
ホームページはこちら。
Ethiopia Down Under
友達夫妻とは、17年前にキャンベラに来たとき、旦那のほうが連れ合いと同期で、研修などで一緒になり、それで知り合いました。あちらには4歳と6歳の子供があり、一度一緒にブッシュ・ウォーキングに行ったきりで、それほど深いつきあいじゃなかったんですが、我々に子供が生まれてからは、本当にいろいろお付き合いいただきました。
あちらの夫婦はどちらもイギリス生まれイギリス育ちなのですが、奥さんのほうはユダヤ系で、そのご両親はナチスの迫害を受けてオーストリアからイギリスに渡ったのでした。イギリスのヒッピー・コミューンで知り合った二人は、その後バック・パッッカーとして世界中を回り、インドに長期滞在した後オーストラリアで長男が、たニュージーランドで長女が生まれ、さらにあちこち移動した後で、やはり子供のためにはひとつところに住まなければ、と、我々と同じ年にキャンベラにやってきたというわけです。キャンベラにやってきた当初はお金がなく、しばらくテント暮らししていたというツワモノたちです。
普通のことには殆どお金を使わない人たちですが、毎年旅行には大金をはたいて出かけ、オーストラリア中のメジャーな国立公園はほぼ制覇したんじゃないかというくらいあちこち出かけています。それもいつもテントかついで、時には幾日もテントをかついで行くようなところまで。
その彼らが、今年二人とも55歳になり、もう一日たりとも公務員なんかやってられるか、とそろって退職願を出し今月終わりに晴れて自由の身となるというわけです。家も売り、6月30日には明け渡しが決まっていて、その日に車とトレーラーに残った私物を全部積んで地平線のかなたへ消えていこうという算段なのです。
「行く先は?」と聞くと「まぁ、とりあえずは西に行って、アデレードで大学生をやってる娘に会って、そこからダーウィンまで北上して海沿いに西オーストラリア州を旅してパースまで行って、いずれまたアデレードまで行くだろうねぇ。」時間の制約もない、自分たちだけでキャンプ旅行するのにそれほどお金もかからない。本当にきままに自由にあちこち行きたい。とのことでした。
いずれはアデレード近郊に土地を買って自分たちで家を建てたいという希望があります。でも、その前にヨーロッパ自転車旅行も計画中。30過ぎて公務員になり、子供たち2人を大学にまでやり、55歳で定年、悠々自適の定年後ライフ、それはとっても羨ましいことです。
今回は彼らの希望でエチオピア・レストランに行きました。このレストラン、以前は我が家のすぐ近所にあり、できたばかりの頃子連れで行ったことがあったのですが、子連れで行ったので食事を楽しむどころではありませんでした。今回はゆっくりお話しながら閉店まで居座った我々。
食事も本当においしく、デザートも珍しいアイスクリームなどがあり、店の人たちも気さくで、とてもアタリなレストランです。
いただいたお料理はこれ。MOSABという名前で、エチオピアのパンというかクレープみたいなものに包んで食べる6つの違うお料理。ヴェジタリアンもやってくれます。このパンがまたおいしいのです。ほんのりレモン味で。
アイスクリームは4人それぞれ違うものを頼みました。私はターキッシュ・ディライト味、他の人たちは、ジンジャーとチョコレート味、エチオピア・コーヒー味、キンカンととアーモンド味をそれぞれ頼みました。どれも手作りで、とっても美味しかったです。
ちょっとキャンベラの中心から離れてはいますが、絶対お勧めです。
ホームページはこちら。
Ethiopia Down Under
by johnnycake
| 2008-06-15 07:34
| 子供・家族